バリ島へ、あえて遠回りで。準備編③:成田空港P5駐車場を予約しておく

バリ島旅行「準備編③」のタイトルカード。右に空港の立体駐車場の写真、左に「成田空港P5駐車場を予約しておく」の見出し 旅行記

準備編①②では、フィリピン・インドネシアそれぞれの入国手続きを整理しました。今回は少し毛色を変えて、自宅から成田空港までの移動、具体的には駐車場の予約についてです。

今回は自家用車で成田空港へ向かう旅程なので、出発当日に「駐車場が満車で停められない」という事態は避けたいところです。特に8月は繁忙期にあたり、早めに埋まりやすいシーズンなので、旅程が固まった時点で予約を済ませておきました。


予約は公式サイトから

成田空港には第1・第2・第3ターミナルにそれぞれ駐車場があり、成田国際空港株式会社が運営する公式予約サイト(https://parking.narita-airport.jp/ja)からオンライン予約ができます。第1ターミナルP5の予約カレンダーは、サイト内の以下のページから直接確認できます。

https://parking.narita-airport.jp/ja/reservation/calendar-p5

今回利用するのは第1ターミナルのP5駐車場です。実は最初からP5を狙っていたわけではなく、6月上旬に予約サイトを確認した時点で、第1ターミナルのP1(高層立体駐車場)はすでに満車表示になっており、空きがあったのがP5でした。出発の2か月以上前の時点で人気の駐車場から埋まっていくことがわかったので、8月のような繁忙期に自家用車で向かう場合は、旅程が固まり次第すぐに確認することをおすすめします。結果的にP5はP1より料金がやや抑えめなので、悪くない選択だったと思っています。


予約はいつからできる?

予約受付が始まるのは、出庫予定日(帰着日)の6か月前からです。旅程が固まったら、早めにカレンダーを確認しておくと安心です。

予約カレンダーでは「駐車期間中に1日でも満車(×)の日があると、その期間の予約自体が取れない」という仕組みになっています。出発日単体では空きがあっても、帰着までの期間のどこかで満車になっていると予約できないため、思い立ったらすぐに確認するのがおすすめです。


入庫・出庫時刻の決め方

入庫時刻・出庫時刻の目安は次のとおりです。

  • 入庫時刻の目安:搭乗便の出発予定時刻の2時間前
  • 出庫時刻の目安:帰国便の到着予定時刻の1時間後

ただし、これはあくまで目安で、実際の予定に合わせて時刻を指定できます。今回はANA SUITE LOUNGEでゆっくり過ごす時間を確保したいため、目安より早めの入庫時刻で予約しました。


料金の仕組み

駐車場のオンライン予約では、駐車料金とは別に「予約サービス料」1台につき1,400円がかかり、こちらはクレジットカードでの事前決済になります。駐車場そのものの料金は、出庫時に現地で精算する仕組みです。

料金は利用時間に応じて段階的に上がっていき、目安は次のとおりです(P5・2026年8月時点の公式サイト掲載情報)。

利用時間 P5駐車料金
24時間まで 1,570円
28〜48時間(2日目) 3,140円
72時間まで(3日目) 4,710円
96時間まで(4日目) 6,280円
120時間まで(5日目) 7,850円
120時間以降 24時間ごとに1,000円追加

今回のように7泊8日(170時間前後)の場合、120時間(5日目)を超えた分が24時間ごとに加算されていく計算になるため、駐車料金の目安は1万円台前半、予約サービス料1,400円を合わせるとおおよそ1万2千円前後になる見込みです。ただし正確な金額は入出庫時刻の区切り方で変わるため、最終的には予約サイトのカレンダーで表示される金額を確認してから予約を確定させてください。


出発前チェックリスト


  • 旅程が固まったら、帰着日の6か月前を待たずに一度予約カレンダーで空き状況を確認する

  • 入庫時刻は、空港での過ごし方(ラウンジ利用など)に合わせて目安より早めに設定する

  • 出庫時刻は、帰国便の到着時刻から余裕を持って設定する

  • 予約サービス料の決済に使うクレジットカードを準備しておく

  • 予約確定後、予約番号や当日の入出庫手順を控えておく

2026年9月 追記:公開後に成田国際空港の公式サイトと公式の駐車場予約サイトを再確認しました。P5の駐車料金(24時間まで1,570円、120時間まで7,850円、以降は24時間ごとに1,000円追加)と予約サービス料1,400円は、2026年9月時点でも本文に書いたとおりでした。あわせて、執筆時に触れていなかった「他の駐車場との料金差」「早朝・深夜割引」「車両サイズ制限」「予約サービス料の返金規定」を以下に追記します。


成田空港の公式駐車場4か所を比較する

P5単体の料金表だけを見ていると、それが高いのか安いのか判断しづらいと思います。成田国際空港が運営する4つの駐車場を並べると、位置づけがはっきりします(いずれも2026年9月時点の公式サイト掲載情報)。

駐車場 対応ターミナル 収容台数(普通車) 24時間まで 120時間まで オンライン予約
P1(高層立体・平面) 第1ターミナル 1,600台 2,100円 10,500円 可
P5(この記事で利用) 第1ターミナル 400台 1,570円 7,850円 可
P2(立体) 第2・第3ターミナル 3,000台 2,100円 10,500円 可(予約対象はP2南)
P3(平面) 第2・第3ターミナル 130台(ほか大型バス40台) 1,570円 7,850円 対象外

読み取れることは2つあります。

1つ目。料金は「立体系(P1・P2)」と「平面を含む小規模系(P3・P5)」の2水準しかない。P5とP1の差は24時間で530円、120時間(5日)で2,650円です。1週間規模で預けるなら、この差はそのまま効いてきます。

2つ目。P5は第1ターミナル側でいちばん小さい。収容台数400台は、同じ第1ターミナルのP1(1,600台)の4分の1です。安いほうの枠が先に埋まるというより、そもそも枠数が少ない、と考えたほうが実態に近そうです。繁忙期に狙うなら、本文に書いたとおり旅程が固まった時点で押さえるのが結論になります。


予約できるのはP1・P5・P2南の3か所

公式の予約サイトで予約枠が用意されているのは、P1(第1ターミナル高層立体駐車場の2F・3F・4F)、P5(第1ターミナル)、P2南(第2・第3ターミナル)の3か所です。P3は駐車場としては稼働していますが、2026年9月時点の予約サイトには予約対象として掲載されていません。

あわせて、予約そのものの枠組みとして次の点が公式に示されています。

  • 予約できる駐車期間は24時間〜720時間(約30日間)。24時間未満の短時間利用は予約の対象外
  • バス・自動二輪車・外交官用の車両は予約できない
  • 予約には事前のアカウント登録(メールアドレス、パスワード、氏名カナ、連絡先電話番号)が必要
  • 1年間ログインがないアカウントは自動的に削除される

最後の項目は地味ですが、空港駐車場の予約サイトは「数年ぶりに使う」ことが普通にあるので、前に作ったアカウントが消えている前提で時間を見ておくほうが安全です。


早朝・深夜割引で料金が下がる場合がある

本文では触れませんでしたが、成田空港の駐車場には早朝・深夜割引があります。条件は次の3つで、すべて満たす必要があります。

  • 入庫が0:00〜8:00
  • 出庫が22:00〜翌2:00
  • 駐車時間が24時間以上

割引額は、24〜48時間以内の利用でP1・P2が最大2,100円、P3・P5が最大1,570円(それぞれ24時間分が実質半額になる計算)。48時間以上の利用では、P1・P2が1日あたり2,100円、P3・P5が1日あたり1,570円の割引です。全車種が対象で、障害者割引との併用時は割引額が半分になります。

ただし適用除外期間があり、ここが重要です。公式サイトに掲載されている除外期間は、ゴールデンウィーク(4月20日〜5月15日)、夏季(7月30日〜8月27日)、秋季(9月10日〜10月2日)、年末年始(12月15日〜1月20日)。つまり、この記事のように夏の繁忙期に組む旅程では、時間帯の条件を満たしても割引が効かない可能性が高いということになります。除外期間は年度ごとに設定し直されるため、自分の旅程にあたる年の掲載内容を必ず確認してください。


車両サイズ制限はP5がいちばん短い

予約時に見落としやすいのが車両サイズです。公式の利用案内に記載されている制限は次のとおりです。

駐車場 幅 高さ 長さ
P1 2.1m 2.1m 6.0m
P5 2.2m 2.1m 5.0m
P2 2.2m 2.3m 5.7m

P5は幅にはいちばん余裕がある一方で、長さが5.0mまでと3か所で最も短い設定です。大型ミニバンやロングボディの車で向かう場合は、料金だけでP5を選ぶ前に自車の全長を確認しておく必要があります。高さはP1・P5が2.1mで、ルーフボックスを積んだままだと引っかかる水準です。


予約サービス料まわりで気をつけること

  • 予約サービス料1,400円の決済はクレジットカードのみ。現金や電子マネーでの支払いはできません
  • 障害者手帳等をお持ちの場合は50%割引(700円)
  • 予約を取り消しても、予約サービス料は返金されない。旅程が固まる前の「とりあえず予約」はそのまま1,400円の負担になります
  • 駐車料金そのものは出庫時に現地で精算(現金またはクレジットカード)
  • 予約の延長・短縮はマイページから、開始時刻の3時間前まで
  • 当日のキャンセルは開始時刻までマイページから。それ以降は駐車場予約センターへメールで連絡

なお、年間の決済額を1枚のカードに寄せている方にとっては、予約サービス料も駐車料金もそのカードで払える費目です。どのカードに集約するかという話はANA SFC新制度「年間300万円決済」はどのANAカードで回すかで整理しています。


当日の入庫・出庫の流れ

公式の利用案内に記載されている手順は次のとおりです。

  1. 駐車場入口の発券機で駐車券を受け取る
  2. 予約エリアは緑色のコーンで区分けされているので、空いているスペースのコーンを自分で外して駐車する
  3. 白線内に停め、ドアミラーを閉じる
  4. 入庫時に、予約完了画面を表示したスマートフォンまたは予約内容を印刷した書類の提示を求められる場合がある
  5. 出庫時は入庫時の駐車票で料金を精算し、緑色のコーンを元の位置に戻す

公式サイトには、P3・P5の出庫は有人対応が必要である旨の注記もあります。深夜・早朝の出庫を予定している場合は、この点を織り込んで時間を見ておくと安心です。

実際に使ってみてわかったこと

入庫時は、係員が予約の有無を確認する方式でした。公式の利用案内には予約完了画面や印刷した書類の提示を求められる場合があるとありますが、今回は予約票を見せる場面はありませんでした。

予約の確認が取れると、その場で駐車についての説明を受けます。

事前精算機は、立体駐車場の3階、第1ターミナルへ向かう連絡通路の近くにありました。公式サイトには設置場所の記載が見当たらないため、知らなければ現地で探すことになります。今回はこの事前精算機で精算してから車に戻りました。ターミナルから戻ってくる動線上にあるので、この順番で動くのが自然です。


よくある質問

Q. 予約はいつから取れますか?

A. 出庫予定日(帰着日)の6か月前からです。入庫日ではなく出庫日が基準である点に注意してください。

Q. 駐車期間の途中に満車の日が1日でもあると、どうなりますか?

A. その期間の予約自体が取れません。出発日と帰着日に空きがあっても、あいだの1日が「×」なら不可です。長期になるほど成立しにくくなるので、早めの確認が効きます。

Q. P1とP5では、どれくらい料金が違いますか?

A. 1日最大料金でP1 2,100円・P5 1,570円の530円差、5日間ではP1 10,500円・P5 7,850円で2,650円差です。ただしP5は400台とP1の4分の1の規模なので、常に選べるとは限りません。

Q. 予約をキャンセルすると1,400円は戻りますか?

A. 戻りません。予約サービス料は取消しても返金されない規定です。

Q. 飛行機の遅延などで、予約した出庫時刻を過ぎた場合はどうなりますか?

A. 遅延時の具体的な取り扱いについて、公式サイトで明示的な記載を見つけられませんでした(要確認)。出庫そのものは24時間可能で、駐車料金は実際の駐車時間に応じた精算になります。不安な場合は駐車場予約センターに確認してください。

Q. P5からターミナルまではどれくらいかかりますか?

A. 公式サイトには所要時間の記載が見当たりませんでした。実際に歩いたところ、P5から第1ターミナルまでは10分程度でした。第2ターミナル側の駐車場からは無料のターミナル間連絡バスが利用できるとの案内があります。

Q. 支払い方法は何ですか?

A. 予約サービス料はクレジットカードのみ、出庫時の駐車料金は現金またはクレジットカードです。

Q. バイクでも予約できますか?

A. できません。バス・自動二輪車・外交官用の車両は予約の対象外です。


まとめ

  • 成田空港の公式駐車場は4か所。料金はP1・P2が1日最大2,100円、P3・P5が1,570円の2水準で、120時間(5日)では2,650円差になる
  • オンライン予約ができるのはP1・P5・P2南の3か所。P3は2026年9月時点で予約対象外
  • 予約受付は出庫予定日の6か月前から。期間中に1日でも満車があると、その期間は予約できない
  • 予約サービス料は1台1,400円・クレジットカードのみ・取消しても返金なし。駐車料金は出庫時に現地精算
  • 早朝・深夜割引(入庫0:00〜8:00/出庫22:00〜翌2:00/24時間以上)があるが、GW・夏季・秋季・年末年始は除外。繁忙期の旅程では当てにしない
  • P5は長さ5.0mまでと3か所で最も短い制限。料金だけで選ばず、自車の全長と高さ(2.1m)を先に確認する
  • 事前精算機は立体駐車場の3階、第1ターミナルへの連絡通路の近く。公式サイトに設置場所の記載はない。今回はここで精算してから車に戻った
  • P5から第1ターミナルまでは実際に歩いて10分程度。遅延時の取り扱いは公式で確認できず要確認

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